椅子が体型にあわせてやさしくつつみ込む全く新しいシート状椅子構造体として、国内特許および米国・欧州・中国などの国際特許を取得済み

 炭素繊維で生まれた、世界で初めてのシート状椅子構造体

シート状椅子構造体の特徴

シート状椅子構造体の最大の特徴は柔軟性・生産性・多様性にあります。
この3大効果は新しいカーボン素材とその加工技術が整った今日だからこそ、それを可能に出来ました。

シート状椅子構造体の3大効果
柔軟性 背板や背枠を使用しないシート状のカーボン素材(炭素繊維)は曲げ伸ばしに非常に強いため、適度な剛性と柔軟性という相反する効果を合わせ持つ独特の掛け心地が得られます。これは硬いカーボンシートを手のひらで包み込むようなシート状に加工することで可能になりました。
生産性 材料となるカーボンシートのカットさえ出来てしまえば、後の加工には金型や木型が不要です。つまり、最小限の工作機械だけで必要数を製作できるので非常に効率よく生産できます。また、保管する際もシートだけを分離すれば最小限の容積で済むうえ、軽量かつコンパクトな構造体なので輸送コストも軽減できます。
多様性 スチール脚と組み合わせていたシート状椅子構造体を取り外し、別のキャスター付きの脚部やカーボン素材でできた脚部に取り付けることで椅子のイメージを全く変えることもできます。このようなことが出来るのは、軽くて取り扱いが簡単なシート状椅子構造体だけです。

シート状椅子構造体の応用範囲

この3大効果は特に医療分野において、様々な効果を生み出すと期待されています。

医療分野において想定される効果
母親の授乳時のサポート 授乳時の母親に掛かる負担は大きく、子供を抱いて腰掛けると背枠や背板に圧力が掛かり長時間腰掛けることが困難です。しかし、シート状椅子構造体であれば、背枠や背板が無いので負担が大幅に軽減されます。
車椅子への応用 車椅子は移動を目的として作られているため、掛け心地まで重視されてきませんでした。シート状椅子構造体を応用することで長時間腰掛けても疲れにくく軽量かつ丈夫で動きやすい車椅子ができると考えられます。
病院施設の待合椅子 病院で診察を受けるまでに長時間、椅子に腰掛けるという状況は誰でも経験があるのではないでしょうか?そのような場合でも疲れにくい椅子構造体の効果が患者の負担を軽減するのに役立ちます。
介護施設の共用椅子 足腰が弱ってきているお年寄りは椅子を動かすのも身体の負担になります。シート状椅子構造体は軽量かつ丈夫なのでお年寄りでも取り扱いがしやすい椅子として活用が期待されます。

シート状椅子構造体の多様性の一例

シート状椅子構造体を取り外して別の座枠に取り付けることで活用の幅が広がります。

構造体シートをハイバックタイプに変更

構造体シートは容易に取り外せますので、お好みの生地のシートに交換することが出来ます。

ハイバックタイプに変更することで待合室の椅子からリビングでリラックスできる椅子にモデルチェンジが可能です。

スチール脚からキャスター付きに変更

スチール脚からキャスター付きの脚にも変更できます。オフィスで利用するパソコン椅子に利用すれば長時間腰掛けても疲れにくい椅子として活用できます。
※木製脚モデルの場合は設計が異なるため、構造体シートのみが交換可能で脚部分は交換できません。

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